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米カジノ大手サンズ、マカオ営業免許巡り120億ドルの訴訟に直面

 6月9日 米大手カジノ企業、ラスベガス・サンズが、マカオでの営業免許取得を巡り契約違反があったとして元パートナーから120億ドル規模の賠償訴訟を起こされている。2016年6月、中国のマカオで撮影(2021年 ロイター/Bobby Yip)

[香港 9日 ロイター] - 米大手カジノ企業、ラスベガス・サンズが、マカオでの営業免許取得を巡り契約違反があったとして元パートナーから120億ドル規模の賠償訴訟を起こされている。16日にマカオの裁判所で審理が始まる。

訴えたのは、台湾の実業家マーシャル・ハオ氏が率いるアジアン・アメリカン・エンターテインメント・コーポレーション。サンズに対し、2004年から22年までの間のマカオ事業の利益の約70%相当を要求している。ロイターの計算で要求額は120億ドル程度とみられる。

訴状によると2001年にサンズはアジアン・アメリカンと共同でマカオのカジノ営業免許を申請した。しかし手続き中に、サンズは、パートナーを香港のギャラクシー・エンターテインメントに変えた。サンズ・ギャラクシー組は10年あまり前に営業免許を取得した。

ハオ氏はロイターに、サンズはアジアン・アメリカンとの提携を解消し、ほぼ同様の申請を新たに組んだギャラクシーと提出したと述べた。

サンズは2007年からアジアン・アメリカンとの係争に入っている。アジアン・アメリカンは最初、米国で提訴。その訴訟が退けられた後、2012年にマカオで提訴した。

ハオ氏は「アジアン・アメリカンは12年にマカオで訴えを起こして以降、主要な法的争いですべて勝利してきた。自信がある」とロイターに語った。

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