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機械受注3期ぶり増 10─12月見通しは減少 設備投資本格増勢見えず
2017年11月9日 / 01:16 / 16日後

機械受注3期ぶり増 10─12月見通しは減少 設備投資本格増勢見えず

[東京 9日 ロイター] - 内閣府が9日に発表した9月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比8.1%減の8105億円となった。この結果、7─9月機械受注は前期比4.7%増となり、3四半期ぶりに増加した。ただ、10─12月の機械受注見通しは同3.5%減で、再び落ち込むと予想されている。設備投資の力強い増勢はなかなか見えてこない。

 11月9日、内閣府が発表した9月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比8.1%減の8105億円となった。3カ月ぶりの減少。2015年8月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

9月は7、8月の伸びの反動もあり、3カ月ぶりに減少した。ロイターの事前予測調査では1.8%減と予想されていたが、これを下回った。前年比でも3.5%減だった。 製造業は前月比5.1%減、非製造業(除く船舶・電力)は同11.1%減となった。外需は同9.8%減だった。

それでも7─9月でみると、製造業を中心に増加に転じた。製造業は非鉄金属や造船業からの原子力原動機やエンジンなどの受注がけん引、非製造業は金融保険業やリース業からのコンピューターなどの受注によって押し上げられた。

一方、10─12月の見通しはさえない。製造業が3期ぶりに減少する見通しとなり、前期比9.4%減。非製造業も同0.9%増と、7─9月期の同1.6%増に続いて低めの伸びとなっている。人手不足の割にはそれほど力強い伸びが見られず、ロボット化など省力化投資の動きは鈍い印象となっている。

外需は旺盛で、7─9月は同9.2%増。10─12月期も含めると3四半期連続で増加する見通しとなっている。

調査機関からは、まちまちの見方が聞かれる。農林中金総研では、10─12月に増加を続けるには、各月に前月比2.32%以上の伸びが必要となるが、振れの大きな統計であることも考慮すれば、2四半期連続のプラスも十分射程の範囲とみている。省力化投資やオリンピック需要、実質マイナス金利などの環境からみて、当面設備投資は堅調との見方だ。

他方でSMBC日興証券は、機械受注が四半期ベースでならせば弱含みの横ばいとなっていると指摘。設備投資は緩やかな増加基調にこそあるものの、増勢の持続的な加速や景気拡大をけん引する役割を展望できるほどの強さはないとみている。

*内容を追加しました。

中川泉 編集:山川薫

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