January 29, 2018 / 6:38 AM / 4 months ago

アングル:「マクロノミクス」期待で仏株ファンドに資金流入

[パリ 29日 ロイター] - マクロン仏大統領による経済改革が奏功しフランス株は他の欧州諸国の株価をしのぐとの期待から、フランス株ファンドに大量の資金が流入している。

 1月29日、マクロン仏大統領(写真)による経済改革が奏功しフランス株は他の欧州諸国の株価をしのぐとの期待から、フランス株ファンドに大量の資金が流入している。ダボスで24日撮影(2018年 ロイター/Denis Balibouse)

昨年5月の大統領選でマクロン氏が勝利して以来、数十億ユーロが同国資産に流れ込んだが、その勢いが近く衰える兆しは乏しい。

欧州最大の資産運用会社アムンディのパスカル・ブランク最高投資責任者は「『マクロノミクス』をポートフォリオに組み込むにはどうすればいいか、という問い合わせが多い。われわれが見る限り、全ての機関投資家が欧州ポートフォリオにフランスという区分を設けている」と話す。

運用資産1兆4000億ユーロ(1兆7400億ドル)のアムンディでは昨年、フランス株に投資する上場投資信託(ETF)に9億6800万ユーロの資金が流入した。対照的に、ドイツ株ETFからは10億ユーロが流出した。

アムンディのフランス株ファンドへの資金流入は、90%以上が主要株価指数CAC40種に基づくETF(C40.PA)で、残りはMSCIフランス株指数に基づく同社のETF(CF1.PA)となっている。

ニューヨークに上場するフランス株ETFの中で最大のiシェアーズETF(EWQ.P)を見ると、米国の投資家もこの流れに加わろうとしているようだ。同ETFの純資産総額は24日に8億3000万ドルを超え、1年前の3億2300万ドルから急増している。

リクサーのシニアストラテジスト、ライオネル・メリン氏は「フランスでは、改革が大きな支障もなく実施されそうだ。このためフランス株はユーロ圏の株式指数をアウトパフォームする可能性がある」と言う。

ただ、年初来の値動きを見ると、フランスの株式指数.FCHI<.dMIFR00000P?>はユーロ圏全体の指数(STOXX50ENAV.DE)をわずかながらアンダーパフォームしている。

マクロン氏が大統領に選出されて以来、消費者と企業の景況感は大幅に改善し、それが徐々に実際の経済活動に反映されている。

民間部門の雇用は昨年第4・四半期に過去最高を記録した。これはマクロン氏が、不人気な労働規約の見直しを断行して以降のことだ。

今後は、失業保険や職業訓練の改革計画をめぐる厳しい交渉がマクロン氏を待ち受けている。世界最大級となっている公共支出の削減にも取り組むことになる。

レベッコのストラテジスト、Peter van der Welle氏は、フランスは過去が弱かったからこそ、ドイツに比べて伸びしろが大きいと指摘。「雇用の回復が遅れている国は、遅かれ早かれ大きな反動が出て、市場と雇用が拡大するものだ。フランスで今起こっているのがそれだと考えている」と話した。

(Leigh Thomas記者)

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