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米百貨店メーシーズ利益予想引き上げ、コールズはインフレで苦戦

 11月17日、米百貨店大手メーシーズは、2022年度の調整後1株当たり利益見通しを4─4.20ドルから4.07─4.27ドルに上方修正した。ニューヨークのマンハッタンで2021年3月撮影(2022年 ロイター/Caitlin Ochs)

[17日 ロイター] - 米百貨店大手メーシーズは17日、2022年度の調整後1株当たり利益見通しを4─4.20ドルから4.07─4.27ドルに上方修正した。新型コロナウイルスのパンデミックが一段落し、富裕な顧客層が会合などに出かけるようになったことで、高級衣料品や美容商品の売り上げが好調となった。

第3・四半期の調整後1株利益は0.52ドルで、予想平均の0.19ドルを上回った。

これに対し、メーシーズよりも所得の低い層を顧客に持つ同業コールズは、通年の利益見通しを取り下げた。インフレが低所得層の暮らしを圧迫したことが背景。

ジェーン・ハリ&アソシエーツのアナリスト、ジェシカ・ラミレス氏は「コールズの顧客はメーシーズよりもずっとインフレの打撃を被っている。消費者は旅行を再開し、オフィスにも復帰しており、メーシーズの方がそうした人々向けの商品がそろっている。コールズにドレスを買いには行かない」と説明した。

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