[コペンハーゲン 25日 ロイター] - デンマークのコンテナ船大手マースクとスイスの同MSCは25日、船舶を共同運航する「2M」アライアンスを2025年1月で終了することで合意したと発表した。両社が個別の戦略を柔軟に採れるようにする狙い。
2Mは2015年に導入されたもので、アジアと欧州を結ぶ基幹航路や大西洋・太平洋の航路で余剰船舶や需要低下に対処し、競争力やコスト効率を確保するのが目的だった。
しかし最近は、新型コロナウイルスのパンデミックに絡んで海上輸送費が上がったことを受け、MSCが船舶の規模拡大で対応したのに対し、マースクは船舶の規模をおおむね据え置き、両社の戦略に大きな開きが生じていた。
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