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マレーシアGDP、第1四半期は前年比+5%に拡大 一段の加速も

[クアラルンプール 13日 ロイター] - マレーシア中央銀行が13日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は前年比5%増加した。成長率は前期の3.6%から拡大し、ロイターがまとめた市場予想の4%も上回った。

 5月13日、マレーシア中央銀行が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は前年比5%増加と、成長率は前期の3.6%から加速し、ロイターがまとめた市場予想の4%も上回った。写真はマレーシアのクアラルンプールで4月撮影(2022年 ロイター/Hasnoor Hussain )

新型コロナウイルス関連規制の解除を受けた景気回復が持続している。堅調な需要と国境の再開により、成長は今年さらに加速するとみられている。

第1・四半期はサービス業と製造業が成長の主な原動力で、特に自動車などの消費者向け製品と半導体が好調だった。

中銀のノル・シャムシアー総裁は記者会見で、ロシアとウクライナの戦争は予想に織り込み済みだとした上で、2022年の成長率は内外の需要拡大に支援されるとの認識を示した。

下振れリスクとして、ロシアのウクライナ侵攻、中国がコロナ感染を封じ込めるために敷いている厳格なロックダウン(都市封鎖)、長期化するサプライチェーン(供給網)の混乱などを指摘。「下振れリスクは世界的に高まっているが、わが国の成長に自信を持っており、リセッション(景気後退)のリスクがあるとは考えていない」とした。

中銀は、22年の成長率見通しを5.3─6.3%に据え置いた。

中銀は11日、政策金利を予想外に1.75%から2.00%に引き上げた。ノル・シャムシアー氏は成長が続き想定外のショックがなければ、金融緩和度合いをさらに縮小することが適切との認識を示した。

マレーシアは一時、コロナ感染が域内で最も深刻な国の一つとされていたが、ワクチン接種が進むにつれて感染状況も好転。今月に入ってコロナ関連の行動制限の大半を解除している。

<インフレは穏やか、個人消費はさらに拡大へ>

今年の総合インフレ率は2.2%─3.2%の予想を据え置いた。

マルズニシャム副総裁は食品を中心に物価上昇圧力がかかっているが、インフレ率は他国と比較して緩やかとの見方を示した。

しかし政府補助金のコストが上昇しているため、インフレを抑制するためにはより長期的な解決策が必要と指摘した。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、アレックス・ホームズ氏はリポートで「新型コロナ感染者が減少し、国内の規制がさらに緩和されたため、第2・四半期の個人消費は一段と回復する可能性が高い」と予想した。

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