[クアラルンプール 20日 ロイター] - マレーシア選挙委員会は20日、総選挙を11月19日に実施すると発表した。
イスマイルサブリ首相は今月10日に議会を解散。総選挙の実施で政治の安定化を図るとしている。
野党勢力がまとまりを欠く中、与党の統一マレー国民組織(UMNO)が優位とされる。UMNOは汚職問題を抱えているが、経済情勢が不透明なことから、有権者はなじみのある政党を選ぶとみられている。
UMNOは2018年の選挙では、政府系ファンド「1MDB」を巡る汚職事件の影響で敗北を喫した。
アナリストは、有権者の無関心や、モンスーンシーズンのため、投票率は低いと予想している。
選挙委員会によると、候補者は11月5日に立候補を届け出る必要がある。
総選挙では下院222議席を争う。有権者の数は約2100万人。
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