November 8, 2018 / 8:28 AM / 11 days ago

マレーシア中銀、政策金利を据え置き 予想通り

[クアラルンプール 8日 ロイター] - マレーシア中央銀行は8日、政策金利を3.25%に据え置いた。据え置きは市場の予想通りだった。インフレは抑制されており、リンギは今年、新興国通貨の中では比較的底堅く推移している。ロイター調査でも、エコノミスト10人全員が据え置きを予想していた。中銀は「現行の政策金利水準の下で、金融緩和の度合いは計画した政策スタンスと一致している」と表明した。

 11月8日、マレーシア中央銀行は、政策金利を3.25%に据え置いた。据え置きは市場の予想通りだった。インフレは抑制されており、リンギは今年、新興国通貨の中では比較的底堅く推移している。写真はクアラルンプールで2013年1月撮影(2018年 ロイター/Bazuki Muhammad)

中銀は1月に、政策を「正常化」するため、政策金利を引き上げた。利上げは2014年7月以来で、金利の変更は、25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施した2016年7月以来だった。

中銀は、景気減速と新政権の公共支出削減を視野に入れている。

中銀は、良好な労働市場を背景に、主に民間消費主導で経済成長が続くと予想。民間投資も持続するとし、好調な需要やオートメーション化を背景に主要産業の設備投資が拡大するとの見方を示した。

ただ「政府が支出の優先順位を変更する中、公共支出が成長の重しとなる公算が大きい」と指摘した。

マレーシア新政権は先週末発表した予算案で、今年の経済成長率を4.8%、来年を4.9%と予測した。

中銀は先に、今年の経済成長率を5.0%と予想していた。前政権の予測は5.5─6.0%だった。

中銀は声明で、貿易摩擦や鉱業・農業セクターの低迷長期化が、引き続き成長の下振れリスクになると指摘。その上で「総合的に見れば、マレーシア経済は今年から来年にかけて、引き続き安定した成長軌道をたどる見通しだ」と表明した。

RAMレーティングスのエコノミスト、クリスティナ・フォン氏は、中銀は少なくとも来年半ばまでは政策スタンスを変えないと予想。成長を支援する必要性がある一方、世界的な流動性の引き締まりや米中貿易戦争のリスクを踏まえ、資本流出を防ぐ必要もあるとの見方を示した。

同氏は「減速が続くはずだ。刺激策が正当化できるのは、おそらく4%を下回る成長が2四半期続いた場合ではないか。現時点では、不安のない政策スタンスに思える」と述べた。

*内容を追加しました。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below