May 9, 2018 / 10:45 PM / 14 days ago

マレーシア総選挙、マハティール元首相の野党連合が予想外の勝利

[クアラルンプール 10日 ロイター] - 9日に投票が行われたマレーシア議会下院(定数222)選挙は、マハティール元首相が率いる野党連合が過半数議席を獲得して勝利した。

 5月10日、9日に投票が行われたマレーシア議会下院(定数222)選挙は、マハティール元首相が率いる野党連合が過半数議席を獲得して勝利した。ペタリンジャヤで9日撮影(2018年 ロイター/Lai Seng Sin)

約60年前の独立以来、与党連合による支配が続いたマレーシアで政権が交代する見込みとなった。

公式開票結果によると、マハティール氏率いる野党連合は113議席、ナジブ首相率いる与党連合「国民戦線(BN)」は79議席を獲得した。

ナジブ首相は単独で過半数の議席数を獲得した政党はなかったとし、マハティール氏が直ちに首相に就任するかどうかは疑問としたが、マハティール氏は記者会見で「急ぐ必要がある。いま、この日に政権を樹立しなくてはならない」とし、10日に首相就任の宣誓式に臨む意向を示した。

2003年まで22年にわたり政権を率いた同氏は92歳と、選挙で選ばれた指導者としては世界で最も高齢となる。

選挙前の世論調査では、野党連合の勝利はほとんど予想されていなかった。野党連合の支持層は都市部の有権者や中国系・インド系の少数民族。人口の大半を占めるイスラム教徒のマレー系民族は長年、与党連合を支持してきた。

生活費の上昇や巨額汚職疑惑を受けてナジブ政権に対する国民の不満が募る中、野党連合は与党連合の支持基盤の切り崩しに成功した格好だ。

マハティール氏は今回、ナジブ政権打倒を目指し、確執のあったアンワル・イブラヒム元副首相(70)と手を組んだ。アンワル氏はかつてマハティール氏の後継者とみなされていたが、のちに対立。同性愛行為を巡り有罪判決を受け、現在も収監されている。

マハティール氏は選挙に勝利した場合、国王にアンワル氏の恩赦を求め、釈放されればアンワル氏に首相の座を譲ると公約していた。

選挙結果を受け、マレーシアの通貨リンギはオフショア取引で下落。

マレーシア証券取引所は政府の決定に基づき、10─11日の休場を発表した。

新政権の財政・経済政策を巡る不透明感から、マレーシアの株式や通貨は売られる可能性がある。

*内容を追加しました。

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