[クアラルンプール 6日 ロイター] - マレーシアのマハティール首相は6日、来月の訪中時に、中国が支援するプロジェクトの「不公平な」条件を議題にすると述べた。
5月に就任したマハティール首相は、ナジブ前政権が合意した大規模プロジェクトを見直している。
首相は記者会見で、「議題に上がる問題は複数あり、それには不公平な契約条件や融資が含まれる」と指摘。「利子も懸念事項だ。政府が借り入れを行う際の水準を大きく上回っている」と述べた。
マレーシア財務省は今週、中国国有企業が関与する鉄道建設とパイプラインのプロジェクト計3件の中止を要請した。
マハティール首相は「可能な限り早く訪中したいが、7月は中国側のスケジュールが合わないため、8月に訪問する」と述べた。首相は来週93歳になる。
関係筋2人と地元メディアによると、首相が訪問する前に、ダイム・ザイヌディン元財務相(80)が今月中国に向かう可能性があるという。ダイム氏はマハティール首相に近く、影響力を持つ人物で、政府の特別顧問チームのメンバーに指名された。