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英政府、投資銀行とリテール部門分離など盛り込んだ金融規制改革案を承認

 [ロンドン 19日 ロイター] 英政府は19日、投資銀行部門とリテール部門の分離などを盛り込んだ銀行独立委員会(ICB)の金融改革案を正式に承認した。

 オズボーン財務相は議会で「政府はリングフェンス(子会社化)を通じて、リテール部門と投資銀行部門を分離する」と述べた。

 「リングフェンスにより、銀行破たんを防ぐくことはできないが、銀行が経営危機に陥った場合でも、納税者に頼ることなく、企業や家庭、経済全体にとって不可欠な銀行システムの要素が継続できる」と述べた。

 改革案では、少なくとも10%のコアTier1(狭義の中核的自己資本)比率を義務付けるほか、経営が悪化した際に損失を吸収、もしくは資本増強に充てるための資本としてさらに7―10%の上乗せを求める。

 またリテール部門の資金を投資銀行部門に活用する場合の上限を定めた。これにより英銀の調達コストは増加する見通し。

 ただ今回の改革は英銀の国内事業だけが対象となっており、アジアなど国外で稼ぐ比率が高いHSBCホールディングスHSBA.L0005.HKやスタンダード・チャータード(スタンチャート)銀行2888.HKSTAN.Lなどが、不利な立場に追い込まれることはなくなった。

 オズボーン財務相はまたロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)RBS.Lに対し、投資銀行部門をさらに縮小するよう求めた。

 「RBSは2008年以降、投資銀行部門の規模を半分に縮小するなど、多大な変革を実行している。だが私は一段の措置が必要と確信しており、経営陣も同意している」と述べた。

 英政府は今回の規制改革に伴うコストを35億─80億ポンドと見込んでいるが、銀行業界は改革コストはこれを上回るとして、反発している。

 発表を受け、株式市場ではRBSとバークレイズBARC.Lはともに約3%安でこの日の取引を終了した。ロイズ・バンキング・グループLLOY.Lは4.2%安。HSBCは0.5%安で終えた。

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