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米テキサスとオハイオの州最高裁、中絶制限・禁止を支持 各州で法廷闘争

 7月1日、中絶の憲法上の権利を否定した6月24日の米連邦最高裁判断を受けて州レベルで中絶制限・禁止の合法化や、これを差し止めようとする法的措置が相次ぐ中、テキサス州とオハイオ州の州最高裁が1日、それぞれ中絶制限と禁止の実施を認める判断を出した。写真は中絶の権利を求めるデモ。バージニアで6月撮影(2022年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[1日 ロイター] - 中絶の憲法上の権利を否定した6月24日の米連邦最高裁判断を受けて州レベルで中絶制限・禁止の合法化や、これを差し止めようとする法的措置が相次ぐ中、テキサス州とオハイオ州の州最高裁が1日、それぞれ中絶制限と禁止の実施を認める判断を出した。

テキサス州では、州に中絶判断の権限を認めた6月の連邦最高裁の最新判断を受けて、1925年にさかのぼる中絶禁止の古い州法を無効とし新たに中絶再開の州判断を求める訴訟が起こされていた。28日の裁判所判断は中絶再開を容認。共和党の同州司法長官がこの差し止めを求め州最高裁に訴えていた。

オハイオ州でも1日、中絶を事実上禁止する2019年成立の州法を合法とし執行することが州最高裁に支持された。

テキサス州の1925年州法の差し止めを求める中絶クリニック弁護代理人は、さらなる法廷闘争を表明。7月12日に再び州の下級審で弁論が予定され、そこで差し止めを勝ち取れる可能性があるとしている。

中絶の権利擁護団体は連邦最高裁の判断以降、全米11州で反中絶の州法に訴訟を起こし、フロリダ州やルイジアナ州、ケンタッキー州、ユタ州の各裁判所は中絶制限・禁止の差し止めに動いている。

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