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新興国の債券発行急増の見込み、接戦の米大統領選終息につれ

[ロンドン 6日 ロイター] - 今週の米大統領選を終え、投資家のリスク志向が高まり、年末にかけて発展途上国の債券発行が急増するとアナリストらはみている。

開票が進む米大統領選で民主党候補のバイデン前副大統領が勝利に近づく中、新興国の債券と通貨が急速に値を上げている。

米ドルは2カ月ぶりの安値に低迷しており、ドル以外の通貨建ての資産に投資する者にとって新興国市場は魅力的だ。バイデン氏が勝利した場合、トランプ大統領による中国との貿易摩擦が和らぐとの見方も明るい材料になっている。

モルガン・スタンレーのアナリストは投資家向けのメモで「市場の好条件を踏まえると、向こう数週間で債券発行のペースが加速するだろう」と述べた。年末までに250億ドル規模の国債と、50億ドル規模の国営企業の債券が発行されると試算した。

新型コロナウイルス危機への対応で各国の財政に穴が開く中、債券発行は急増。アナリストはこれまでに、新興国の債券発行が2017年に記録した過去最高額の6200億ドルに届くか、超えると予測していた。

ブルーベイ・アセット・マネジメントのティム・アッシュ氏は「来年も厳しい状況が続くことから、各国は発行したいに違いない」と話す。今週は、高利回りを求めて通常は新興国債を買わない「観光客」のような投資家による買いが急増したと語った。

UBSで新興国戦略部門を率いるマニク・ナレイン氏は「利回り格差は今週縮小しているため新興国にとって債券発行コストが安い」と述べる。米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を一段と緩め世界的に金利が下がる可能性に言及し、「今発行するか、来年の第1・四半期まで待つかは分からない」と語った。

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