[7日 ロイター] - 米ヘッジファンド・リサーチ(HFR)のデータによると、2021年のヘッジファンドのリターンは10.3%と、09年以降で3番目の好成績となった。
ヘッジファンドの運用成績を示す指標、HFRI加重平均総合指数は12月に1.28%上昇し、11月の2%低下から回復。年間で10.3%上昇した。ただ、前年の11.83%上昇は下回った。
HFRIエクイティ・ヘッジ指数も年間で11.96%上昇したが、前年の17.89%上昇には届かなかった。またS&P総合500種指数の上昇率(26.89%)も大きく下回った。
HFRの暗号資産(仮想通貨)指数は215%上昇し、前年の193%を上回るリターンとなった。
マクロ指数は7.52%上昇し、2010年以来の好成績を記録。コモディティー指数の23.57%上昇が主に寄与した。
HFRによると、ヘッジファンドの運用資産総額は21年に初めて4兆ドルを超えた。
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