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銀行間金利低下、ギリシャ情勢でカウンターパーティーリスク改善頓挫の恐れ
2012年5月8日 / 18:57 / 6年後

銀行間金利低下、ギリシャ情勢でカウンターパーティーリスク改善頓挫の恐れ

[ロンドン 8日 ロイター] 欧州短期金融市場では、欧州中央銀行(ECB)による大量の資金供給が引き続き効果を発揮し、欧州銀行間取引金利が低下したものの、総選挙後のギリシャで政治リスクが高まっていることで、カウンターパーティーリスクの改善が頓挫する恐れが出ている。

8日の取引では、3カ月物ユーロLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)が約0.61750%と、2010年4月以来の水準に低下した。ただ、カウンターパーティーリスクを測る主な指標となる、OIS(オーバーナイト・インデックス・スワップ)とのスプレッドは、ここ数週間は30ベーシスポイント(bp)近辺にとどまっている。

3カ月物ドルLIBORは過去2週間、0.46585%で推移。同金利とOISとのスプレッドはほぼ横ばいとなった。

週末にギリシャで行われた総選挙では、国際支援の条件となっている財政緊縮化を進めてきた連立与党が敗北。支援条件の履行に反対する政権が樹立される可能性が出ていることで、市場関係者の間では警戒感が高まっている。

FXプロの首席エコノミスト、サイモン・スミス氏は「ギリシャ情勢により、銀行間取引市場の活動は抑制され、カウンターパーティーリスクがより大きく認識されるようになる」と指摘。「政治問題が再び焦点として浮上するなか、カウンターパーティーリスクは不透明性が高い新たな局面に入った」と述べた。

同氏は、LIBORとOISとのスプレッドの動きから、カウンターパーティーリスクの改善の勢いがそがれていることが読み取れると指摘。「同スプレッドは、今後は大きな改善は望めないことを反映している」と述べた。

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