June 7, 2016 / 2:01 PM / 4 years ago

金利正常化なら主要国の格下げ相次ぐ恐れ、S&Pが警告

6月7日、S&Pは過去最低にある金利がより正常な水準まで上昇すれば多くの主要国の格付け、または格付け見通しが引き下げられる可能性があるとの見解を示した。写真は2014年 12月、ロンドンの金融街で(2016年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 7日 ロイター] - 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、過去最低にある金利がより正常な水準まで上昇すれば、多くの主要国の格付け、または格付け見通しが引き下げられる可能性があるとの見解を示した。

財政再建努力が近年滞る中で、主要中銀の金融緩和策がなければ、財政状況はかなり悪化していたと指摘。S&Pが分析した25カ国の大半は、金利が長期平均に近い水準であれば、昨年の財政赤字の国内総生産(GDP)比率は1─2%ポイント上昇していたとの見方を示した。

S&Pのアナリスト、モーリッツ・クレーマー氏はリポートで「金利コストの上昇が成長加速や歳入の伸びで相殺されなければ、財政状況は悪化する」とし、「財政は格付け評価の1つの要素であることから、格付けへの引き下げ圧力が強まる可能性がある」とした。

利上げ局面に入っている米国については、金利がより正常な水準であれば、昨年の財政赤字のGDP比率は1.3%ポイント上昇していたとクレーマー氏は試算。

イタリア、フランス、スペインはいずれも約2%ポイント、英国は1.9%ポイントの上振れ、ドイツは財政均衡ではなく1.6%ポイントの赤字だったとした。

半面、新興国のブラジル、ロシア、インドネシア、中国は2001─2008年の水準に金利が戻れば、いずれも恩恵を受けるとしている。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below