[マドリード 7日 ロイター] スペインのデギンドス経済相は7日、構造改革によって、同国経済が2012年下期までにプラス成長に戻るとの見通しを示した。
同相は議会で「政府のプログラムは、今年下期から経済の縮小トレンドを断ち切ることを目指す」と述べた。
2011年第4・四半期のスペイン成長率は前期比マイナス0.3%となった。
2012年第1・四半期もマイナス成長が予想されており、実際にそうなれば2009年末以来のリセッション(景気後退)入りとなる。
デギンドス経済相は週末に行われたインタビューで、2012年通年の国内総生産(GDP)はマイナス1.5%になるとの見通しを示している。
バニェス労働相もこの日議会に対し、労働市場の改革計画を10日に発表することを明らかにした。詳細には触れなかった。