[4日 ロイター] - 米デルタ航空 は4日、テネシー州メンフィスの空港について、9月からハブ使用を中止する方針を明らかにした。230人を削減し、便数も縮小する。
メンフィス空港は、2008年に同社が買収したノースウエスト航空のハブだった。1日のフライトは約300便で、9月からは60便程度に縮小される。
同社は社員向けメモで、燃料コスト増に加え、運用コストが拡大している50人乗り地方向け旅客機の利用頻度が高まったことから、メンフィスは収益性のないハブとなっているという。人員削減は9月3日付で、空港の顧客サービスとデルタの貨物担当者が対象。
デルタのスポークスマンは、メンフィスは引き続き離発着する主要10空港のひとつだが、ハブではなくなると説明。削減対象者には、他の場所で勤務する機会が与えられるという。
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