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UPDATE 2-消費税引き上げの方向出しやすい状況になりつつある=麻生財務相

(内容を追加しました。)

[東京 19日 ロイター] - 麻生太郎財務相は19日午後の衆議院財務金融委員会で、消費税の引き上げに関して、「消費税は3党合意でやってきた。3党合意の方向が出しやすい状況になりつつある」と指摘、消費税引き上げの方向が出しやすい実体経済の状況になってきたとの認識を示した。

前原誠司委員(民主)の質問に答えた。

麻生財務相は「(消費税の判断まで)3カ月あるので、きちっとそうした判断ができるような方向を目指していきたい」と語った。

  基礎的財政収支の赤字を2015年度に2010年度に比べて対GDP比で半減し、2020年度に黒字化する財政健全化目標については、「G8だけでなく、G20などでも同様の質問が出て同様の答えをしてきた」とし、「その方向で進めていきたい」と堅持する考えを示した。   また、麻生財務相は、実際に消費税を引き上げる来年4月ごろの経済がどうなっているかは「今年10月(における情勢判断)以上に重要な問題と理解している」との認識を示した。  その上で「(消費増税を)決めるときは、4月も予測してやらないといけない」との考えを示し、「今のような状況が今後半年、1年続くという前提を考えて決めるか、何か起きるかもしれないと考えるか、判断は分かれるかもしれないが、消費税(引き上げ)の3党合意がきちんとやっていけるような経済運営をしないといけない」と語った。

さらに「来年度の予算編成は公共工事など含め、その辺は配慮したうえで、ある程度(消費税引き上げ前の需要の)前倒し効果があっても4月に落ちる。そこを考えて対応していくことが大事だ」と述べた。

松田学委員(維新)の質問への答弁。

石田 仁志 編集;田巻 一彦※

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