for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

UPDATE 3-ソニー 、PS4の今期販売は500万台を計画 PS3より「遥かに早く」赤字解消へ

(内容を追加しました)

[幕張 19日 ロイター] - ソニー は19日、新型の据え置き型ゲーム機「プレイステーション4」について、2013年度に全世界で500万台の販売を計画すると発表した。PS4は米欧で11月、日本で来年2月に発売する予定。

ソニーのゲーム子会社、ソニー・コンピュータエンタテインメントのアンドリュー・ハウス社長が19日から千葉市幕張で開幕した東京ゲームショウでの基調講演で明らかにした。   

また、ハウス社長はその後のロイターのインタビューで、2006年11月に発売したPS3が赤字を解消するのに4年かかったのに対し、PS4は「遥かに早く」赤字が解消できるとの認識を示した。

<PS3の初年度販売より強気>

ソニーの今期のPS3の販売計画は1000万台で、これにPS4の500万台が上乗せされる。前年同期は、PS3とPS2の合計で1650万台を販売。今期はすでに販売を終了したPS2の落ち込みをカバーしながら、7年ぶりの新型ゲーム機の普及に注力する。

現行のPS3は発売初年度の2006年度に355万台を販売した。ハウス社長は、PS4の初年度販売がPS3を上回る計画としたことについて「当時のPS3は599ドルと高かったが、PS4は399ドルで魅力的な価格だ」と説明、購入のハードルが低くて済むとみているという。

さらに、ゲーム機とブルーレイディスクプレーヤーの機能しかなかった当初のPS3に対し、すでにゲームだけでなく映画や音楽が楽しめるネットワークサービスの会員数は1億5000万人を超えており、それが自由に利用できるPS4は、ゲームに熱心な「コアゲーマー」だけでなく、家族など幅広い層に受け入れられるとみているという。

<サービス充実で早期黒字化へ>

ソニーの今期のゲーム事業は赤字の見通し。PS4の立ち上げ費用がかさむほか、海外生産のため円安がマイナスに響くため。

ハウス社長は来期のゲーム事業の損益について「まだ何とも言えない」としたが、黒字化するのに4年かかったPS3よりもPS4については「遥かに短い期間で収益化できる」と強調。自社開発の半導体を採用して製造コストがかさんだPS3よりも、汎用部品を採用して製造原価が軽いだけでなく、ネットワークサービスなど収益機会が多いことが早期黒字化に寄与するとしている。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up