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ノルウェー政府ファンド、環境理由に鉱業への投資を全面見直しへ

[オスロ 28日 ロイター] - 8400億ドル規模と世界最大級の運用資産を持つノルウェーの政府系ファンド(SWF)は28日、産金会社と石炭会社への投資を環境面での懸念から削減したと明らかにし、今年は鉱業セクターへの投資を全般的に見直す方針を発表した。

同ファンドは2013年に、金と石炭合わせて27鉱山会社への投資から撤退するともに、そのほかの鉱山会社への出資を削減した。鉱業投資全体の見直しが行われれば、1998年の同ファンド設立以来で最大規模の路線変更となる。

スリングスタッド最高経営責任者(CEO)はロイターに対し「環境への悪影響が当然ある。この業種への投資を全部引き揚げるという意味ではない。より持続可能な方法で事業活動を続けていると思う会社に投資を集中させている」と語った。

同ファンドの鉱業への投資は株式ポートフォリオの6.4%を占め、金額にして330億ドルに上る。

2013年に同ファンドは世界産金大手の南アフリカのアングロゴールド・アシャンティ 、米ニューモント 、豪ニュークレスト の保有株式のそれぞれ75%超を売却した。

また英資源大手アングロ・アメリカン やブラジル資源大手ヴァーレ や米炭鉱大手ピーボディ への出資比率を引き下げる一方、世界最大の鉱山会社の英豪系BHPビリトン への出資は維持し、中国炭鉱の神華 への出資は引き上げた。

同ファンドはまた13年第4・四半期に米、英、独の国債の持ち高を増やした。引き続き欧州での持ち高を削減するのに伴い、中国やアフリカなど新興国の持ち高を増やすとともに、初めてベトナムやオマーンなどのニッチ市場の資産を買い入れた。

同ファンドの投資利益率は第4・四半期に4.66%で、13年全体では15.9%となり、2009年以来で最高を記録した。

スリングスタッドCEOは「昨年の成果は株式投資が原動力だった。(ただ)2013年はファンド設立以来初めて株式を売り越した年になった」と述べた。

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