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[アテネ 25日 ロイター] - 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は25日、キプロスの長期外貨建ておよび自国通貨建てソブリン格付けを「Bマイナス」から「B」に引き上げた。
S&Pはキプロスが国際支援機関から求められた条件を満たしているとして、債務返済のリスクが後退したとの見方を示した。
欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)と合意した支援計画の条件を引き続きクリアしていけば、今後12カ月以内にキプロスを再び格上げする可能性があるとしている。
短期外貨建ておよび自国通貨建てソブリン格付けは「B」で確認した。見通しは「ポジティブ」。
フィッチ・レーティングスはこれに先立ち、キプロスの外貨建て長期発行体デフォルト格付け(IDR)の見通しを「ネガティブ」から「安定的」に変更。予想以上に経済が堅調で、改革も進展しているため。
格付けは「Bマイナス」を確認した。
長期自国通貨建てIDRは「CCC」から「Bマイナス」に引き上げた。
短期外貨建てIDRは「B」、カントリーシーリングも「B」で確認した。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスによるキプロスの格付けは「CAA3」となっている。
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