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UPDATE 2-ホンダ、小型機用エンジンで世界シェア3分の1獲得へ 外販を強化

(内容を追加します)

[東京 16日 ロイター] - ホンダ は16日、小型航空機用エンジン市場で世界シェア3分の1を目指す方針を明らかにした。自社開発のビジネスジェット機「ホンダジェット」だけでなく、搭載するエンジン単体を機体メーカーなどへ売り込み、エンジン事業を強化する。

本田技術研究所取締役の藁谷篤邦・航空機エンジンR&Dセンター長は同日開いた航空機エンジン事業説明会で、エンジンの世界シェアは「将来的に、少なくとも3分の1は狙いたい」と述べた。   同エンジン市場は現在、米ウィリアムズ・インターナショナルとプラット&ホイットニー・カナダの2強が独占しており、ホンダが新たに参入する格好だ。

ホンダが米ゼネラル・エレクトリック と共同開発したホンダジェットに搭載する小型ターボファンエンジン「HF120」は、2013年12月には安全性を証明する米国連邦航空局(FAA)の型式認定を取得。今年5月から出荷を始めている。

今年6月には、HF120を搭載したホンダジェット量産1号機の初飛行に成功。パイロットを含めて7人乗りのホンダジェットには100機以上の受注が入っており、15年1―3月期には型式認定を取得し、デリバリーを開始する予定。今後は年間100―200機の販売を目指す。

<中古機にエンジン搭載へ>   中古機の改造などを手がける米シエラ・インダストリーズとはすでに、中古のビジネスジェット機にHF120を載せ換える事業を進めることで合意している。中古機体でも改めて認証取得が必要になるため、載せ換えには時間がかかるが、藁谷氏は「載せ換えのほうでも市場に600機体ほどあるといわれている」と話した。

  藁谷氏はエンジンの売り先として「もう1社、ホンダジェットと同規模の台数を確保できるというのが理想だ」と語った。また、リーマン・ショック以降落ち込んだ小型ビジネスジェット機市場は「2020年に300機―400機に回復する」との見通しを示した。

同氏によれば、エンジン価格は機体価格(ホンダジェットは450万ドル、約4.5億円)の15─20%程度となるのが一般的で、単純計算すると約6750万円─9000万円の見通し。同社のエンジン性能は他社に比べて優れているとし、「価格競争にはなるべく入らない」と説明。開発期間が長く、初期投資の回収に時間がかかるとして黒字化の時期については言及しなかったが、エンジンを拡販し、アフターサービスで収益につなげると語った。

一方、本田技術研究所の山本芳春社長は、航空機用のエンジンは原理的には自動車のターボエンジンにも「非常に似ており、性能改善にこの技術が使える」と述べ、航空機用のノウハウをターボエンジン車の性能強化にも生かしたいとの考えを示した。 (白木真紀 編集:吉瀬邦彦)

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