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UPDATE 2-鉱工業生産、1─3月は2期連続上昇見込み 自動車の在庫調整で加速感出ず

(内容を追加します)

[東京 30日 ロイター] - 経済産業省が30日発表した2月鉱工業生産指数速報は、1月の高い伸びの反動減により前月比3.4%低下となった。事前予測の同1.8%低下を下回った。一般機械や電子部品など加工型業種がけん引して緩やかな回復となっている。先行きの生産予測によれば、1─3月の生産は10─12月に続き2四半期連続で上昇が見込まれるという。しかし、ウエートの大きい輸送機械の生産に勢いが出ていない。3月予測指数も下方修正となった。

2月の生産低下の主因は、一般機械類が1月の高い伸びの反動で低下したことに加え、輸送用機械が在庫積み上がりで生産抑制を余儀なくされていること、電子部品・デバイスが春節前の出荷の反動で低下したことの3点。

出荷も生産と同様の業種を中心に、前月比3.4%低下、在庫は同0.5%上昇した。

とはいえ、ならしてみれば、生産の3カ月移動平均は前月比0.3%上昇と、6カ月連続で上昇。昨夏から緩やかながらも生産の持ち直しが続いている。輸出向け出荷の回復に続き、昨年11月からは加工型業種で国内向け出荷が全体の先導役となった。特に、一般機械や電子部品・デバイスでは、生産水準がリーマンショック以降では最も高い水準にまで回復している。

ただし、自動車については在庫がはけず、生産が抑制傾向となっている。1月には新車期待もあり増産したものの、販売が伸び悩んだ面もあるという。経済産業省では、輸送機械の生産水準は昨年の駆け込み需要期や前回の景気循環の「山」に比べると低いとしており、一般機械や電子部品ほどの勢いには至っていない。

先行きの生産を占う生産予測指数は3月が前月比2%低下、4月が同3.6%の上昇となった。3月は、一般機械の受注の先送りや輸送用機械の在庫調整により生産低下が続くほか、電気機械も落ち込む。4月は新年度入りもあり、再び増産の計画となっている。先行きの生産予測によると、1─3月の生産は前期比1.1%上昇し、10─12月に続き2四半期連続で上昇が見込まれるという。

経済産業省は生産の基調判断を「緩やかな持ち直しの動きがみられる」として据え置いた。

市場関係者からは、「輸出の増加を起点とした生産増、企業収益の改善は国内設備投資需要を喚起するとみられ、資本財需要への波及も期待できるだろう。家計の所得環境の改善も追い風となり、消費財の需要も持ち直しが続くとみられる。生産は増加基調が続く見込み」(大和総研チーフエコノミスト熊谷亮丸氏)との明るい見通しの声もある。

一方で、「輸出は持ち直しつつあるものの、個人消費を中心とした国内需要の回復力が弱いことが在庫調整の進捗ペースの鈍さにつながっていると考えられる。消費税率引き上げから約1年が経過したが、依然として在庫調整圧力が残っていることから、生産の回復ペースは当面緩やかにとどまる」(ニッセイ基礎研・経済調査室長・斉藤太郎氏)と、加速感は出にくいとの指摘もある。

*経産省の発表資料は以下のURLでご覧ください。

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