[ワシントン 26日 ロイター] - ネットワーク機器大手、シスコシステムズ に特許を侵害されたとして、コミルUSAが起こした訴訟で、米最高裁判所は26日、シスコの訴えを退ける判断を下した。
評決で連邦巡回区控訴裁判所の判断を退けた。裁判はやり直される見通しだ。
訴訟は、複数のアクセスポイントが必要なワイヤレスネットワークの構築を改善する手法に関して、コミルが保有する特許をめぐり、シスコが類似した技術を使用したことに基づき、コミルがシスコを相手取り特許侵害および誘導侵害で訴えていた。
コミル側の弁護士は今回の判断について、「特許訴訟に常識を取り戻した」と評価。シスコ弁護人の1人は「シスコが展開できる数多くの弁護手法の1つが単になくなり、再審につながるものだ」と語った。
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