[5日 ロイター] - ロンドン株式市場は続伸して取引を終えた 。製薬株や公益株が買われて相場を支えた。投資家は、ウクライナに侵 攻したロシアに対する西欧諸国による追加経済制裁の行方を注視してい る。 英製薬のアストラゼネカ、グラクソ・スミスクライン(G SK)がそれぞれ1.9%、3.1%上昇した。 エネルギー供給会社SSE、英水道事業のユナイテッド・ ユーティリティーズ、英電力・ガス供給のナショナル・グリッド は3.5─3.6%上げた。 FTSE350種石油・ガス株指数は0.59%高 。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減少への懸念が広がる中、 欧州連合(EU)がロシア産石炭の輸入禁止を含む対ロシア追加経済制 裁を提案すると伝わったことで供給不安も高まり、原油価格はほぼ横ば いで推移した。 一方、時価総額の大きい住宅建設株などが売られ、英国株はマイナ ス圏で推移する場面もあった。住宅建設株指数は0.9 0%下げて引けた。 キングスウッドの投資ストラテジスト、ルパート・トンプソン氏は 「値動きは不安定で、成長株は反発したが短期的には英国株の支えとは なっていない」とした上で、「英国株は依然として非常に割安で価値が さらに回復するとみられているため、6カ月から12カ月の期間では英 国株は好調に推移すると思う」と述べた。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.13%高。 サイバーセキュリティーのダークトレースは5.9%下落した 。JPモルガンが投資判断を「アンダーウエート」にしたことが嫌気さ れた。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7613.72 +54.80 +0.72 7558.92 (ーからご覧ください)
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