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WRAPUP1-ECB、追加資金供給の具体策協議していないとの高官発言相次ぐ

[ヘルシンキ 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が23日の欧州議会証言で追加長期資金供給オペ(LTRO)実施の用意があると発言したことを受け、ECBが近く同オペを実施するのではないかとの観測が高まるなか、24日はECB高官から具体的な措置は協議していないとの発言が相次いだ。

フィンランドを訪問しているクーレ専務理事は、フィンランド中銀での記者会見で、ECB理事会は流動性が確実に潤沢であり続けるようコミットしていると発言。LTROが短期金利抑制に向け1つの選択肢になるかとの質問に対し「LTROは可能な手段の一部」との考えを示した。

ただ「ECBが措置を講じる必要が出てきた場合、どの手段が適切となるかについて特に協議は行われていない」と述べた。

また、スペイン訪問中のコンスタンシオECB副総裁は、「われわれは特定の政策手段にコミットしているわけではない。複数の選択肢が検討されている」とし、「経済統計により正当化されれば利用できる手段を有していることを思い起こさせる必要がある」と述べた。

ECB理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁も、追加的措置を取る必要があればECBには追加の資金供給など実施可能な政策ツールはあると述べ、同様の見解を表明。

追加のLTRO実施の可能性については、「われわれが保有する手段を全て明らかにすることは大事なことだ」と述べた。

ECBは2011年終盤から2012年初旬にかけて2回のLTROを通して約1兆ユーロの3年物資金を供給。市場の過剰流動性は8000億ユーロを上回る水準に増加した。

ただその後、銀行による早期返済が始まり、過剰流動性は低下。今週の早期返済は5月以来の高水準となる約80億ユーロとなったため、過剰流動性が予想より速いペースで減少する可能性も出てきた。

ECBはリファイナンス金利を現在0.5%に設定。ECBは、過剰流動性が2000億ユーロまで低下すると、短期金利がこの水準近辺に向けて上昇し始めるとの見方を示している。

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