[ワシントン 27日 ロイター] - 米通商代表部(USTR)のフロマン代表は27日、議会の主要委員会の公聴会で、環太平洋連携協定(TPP)について、最終的な形が明確になりつつあるとの見解を示し、議会に支持を呼びかける見通し。
公聴会での証言原稿の抜粋によると、フロマン氏はTPPを含む通商協定に関する議会の承認手続きを簡素化する貿易促進権限(TPA、通称ファストトラック)法案の可決を望むと表明。
TPPをめぐっては、今週ニューヨークで首席交渉官会合が行われている。
フロマン氏は、「市場アクセスの交渉や、知的財産、デジタル貿易、国営企業との競争、労働者や環境の保護といった21世紀の諸課題への対応でわれわれは重要な進展を遂げてきた」と述べた。
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