[ロンドン 23日 ロイター] - 英金融大手HSBC は、外国為替相場の指標の不正操作疑惑に関し、5億5000万ドルの引当金を新たに計上したと明らかにするとともに、米国で販売した債務返済を支援する商品などに関して最大5億ドルの賠償金を支払う可能性があると警告した。
HSBCは23日発表の2014年決算で、2012年5月以前に販売した債務返済支援の商品などに絡み、米国の顧客の一部に対し賠償金を支払ったと報告。追加の支払いは最小でゼロ、最大で5億ドルに上る可能性があるとしている。
外為相場の不正操作疑惑に関し、同社は昨年11月に米英の規制当局に対し、6億1100万ドルの罰金を支払っている。米英やその他の当局はこの問題の調査を継続している。
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