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UPDATE1: アスクル<2678.T>がヤフー<4689.T>に第三者割当増資、73%の大幅な希薄化

  [東京 27日 ロイター] ヤフー4689.Tは27日、アスクル2678.Tの第三者割当増資を引き受け、業務・資本提携すると発表した。これにより、ヤフーはアスクルの筆頭株主になると同時に、アスクルが強みとする法人向け通販事業や物流網を活用して電子商取引を強化する。アスクルはヤフーのネットの集客力と決済機能を活用し、サービス拡充や売り上げの拡大を目指す。ただ、大幅な希薄化を伴う増資のため、週明けの株価動向が注目されそうだ。

 アスクルはヤフーに対し2302万8600株の普通株を、1株1433円で発行する。過去2カ月のアスクルの終値に1.41%のプレミアムを乗せた水準。これにより、ヤフーはアスクルの議決権の42.60%を保有する。現筆頭株主のプラス(東京都港区)の保有比率は26.80%から15.42%に低下し、第2位株主になる。

 増資によりアスクルの発行済み株式総数は、現行の水準から73.83%増える。払い込み期日は5月20日。調達する約330億円は、物流拠点を新設する設備投資や情報システムの構築に充当する。

 発行済み株式総数が7割以上も増える異例の希薄化になるため、アスクルは東京証券取引所[TSE.IL]が求める第三者による意見確認の手続きを行った。

 具体的には、独立役員であるアスクルの社外取締役や社外有識者の中村直人弁護士らで構成する特別委員会がアスクルに対し、割当先や希薄化が妥当とする意見書を提出。アスクルの取締役会はこの意見書を踏まえ、増資を行うことを決めたという。

 既存株主に大幅な希薄化が生じることになるが、この日会見したアスクルの岩田彰一郎社長は、プラスを含め「きょう、数社の株主を回ったが、理解してもらえた」と述べた。週明け5月1日の株式市場で、アスクルの株価がどう反応するかが、注目を集めそうだ。

 アスクルのファイナンシャル・アドバイザー(FA)はGCA2174.T、リーガル・アドバイザー(LA)は森・濱田松本法律事務所。ヤフーのFAは大和証券、LAは西村あさひ法律事務所。

  (ロイターニュース 江本 恵美、編集:山川 薫)

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