for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ユーロ圏危機に対する市場のヒステリーは不当、ユーロは存続できる=スタインハルト氏

 [26日 ロイター] 米ヘッジファンド、ウィズダムツリー・インベストメンツの会長で業界では伝説的な存在となっているマイケル・スタインハルト氏は26日、ロイターとのインタビューに応じ、現在のユーロ圏危機について、市場では多くのヒステリーがあるとの認識を示した。

 同氏は、自身の感覚として現在の(市場の)メンタリティーは、現実よりも悪化しているとし「ユーロはどうにかして存続できると予想する」と述べた。

 市場にはユーロ圏の崩壊や欧州系銀行の破綻など悲観的な予想をする関係者がいる中で、同氏は正反対の見方を示した。

 同氏は、すでに欧州債務危機の影響は金融市場に「相当程度」反映されていると指摘した。

 市場では、28日─29日にブリュッセルで開かれる欧州首脳会議に対する期待が薄く、スペインの短期国債の利回りが6カ月ぶりの高水準となるなど影響が出ているが、同氏は「市場は(ユーロと欧州の株式)への買いに非常に悲観的になっている」とし、投資を検討するいい機会との見方を示した。

 スタインハルト氏は、株式市場について「売りよりも買い」に重点を置いているとした。また、米短期国債の売りに注力しており、2年債には依然として売りの判断をしているが、いい結果には結びついていないと述べた。

 同氏は、金利が記録的な低水準で推移している中、リスクリワードレシオは魅力的だとした上で「経済が弱いと一般的に市場ではそれに応じたポジションがみられるが、自分はその反対を行く」と述べた。

 もう一人の著名投資家ジョージ・ソロス氏はブルームバーグとのインタビューで欧州首脳がユーロ圏の債務問題解決に向けた合意を得られなければ「致命的」になるとした。また、歴史的なロジックを応用すると「多くの場合、市場がどのような状況にあるか、何を考えているかを理解することで利益を上げられる」と述べた。

 スタインハルト氏は、自身の27年のキャリアで年平均24%のリターンを上げていた。1995年にファンドを閉鎖した後は社会福祉活動を行っている。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up