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低金利で貸し出しや信用が縮小へ、金融機関は融資意欲喪失=PIMCOのグロース氏

 [ニューヨーク 5日 ロイター] 米債券運用会社パシフィック・インベストメント・

マネジメント・カンパニー(PIMCO)のビル・グロース創設者兼共同最高投資責任者(CIO)は、9月の投資家向けレターの中で、低金利によって貸し出しのリターンが低くなっているため、銀行や貸し手は貸し出しを減らし、融資活動を縮小するだろう、との見通しを示した。

 グロース氏は最近、経済の現状や見通しについて悲観的な見方を示しており、前回の投資家向けレターでは「株式の死」に言及。株式、債券ともに低調なリターンが続くとの予測を示していた。

 同氏は「信用のプライスがこれほど低い状況では、もはやキャリーから利益を得ることはできない。その結果、システムは機能しなくなり、崩壊する恐れすらある」と警告した。

 さらに、信用は「世界経済を前進」させる要因だとした上で、銀行、保険会社、投資会社は低い金利で融資するインセンティブを失い、融資活動を縮小するだろうと指摘。「こうしたプロセスを通じ、(金融機関は)新たな雇用よりもレイオフを進め、支店を閉鎖し、バンク・オブ・アメリカが最近実施したように何千ものATM(現金自動預け払い機)を撤去するだろう。その結果、貸し出しや信用の伸びが低下する」と述べた。

 また、そうした状況を招いたのは米連邦準備理事会(FRB)や他の中央銀行の責任で、銀行システムに流動性を供給する計画が裏目に出ていると指摘。

 「ポートフォリオのリターンを2けたに押し上げた信用拡大は終わりを告げた。今後はインフレの時代が待ち構えている。それは株式や債券価格にとって追い風ではなく、逆風になる」と述べた。

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