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医薬品値下げ圧力、業界の革新損ねる可能性=独バイエル<BAYGn.DE>CEO

 [19日 ロイター] ドイツの医薬品・化学大手バイエルBAYGn.DEのマライン・デッカーズ最高経営責任者(CEO)は、製薬会社に対する政府の値下げ圧力は、医薬品業界のイノベーションを損ねると批判し、多くの大手製薬会社が抱える不満を改めて示した。

 同CEOはボストン大学で講演し「処方箋薬の価格をどんどん引き下げるよう圧力をかければ、ある時点で、新薬開発のビジネスモデルは魅力を失う」と指摘。

 医薬品の価格決定に関与している政府の多くは財政面で厳しい状況に置かれているが、医療費コスト削減のため複雑な措置を講じるよりも、医薬品業界に圧力をかけるほうが政府にとっては容易だ、との見方を示した。

 CEOは講演後記者団に対して「(米国では)バランスはかなりとれているが、ドイツでは問題がある」と述べた。

 製薬会社はまた、後発医薬品(ジェネリック)による競争激化にも直面している。

 バイエルは17日、特許申請に関する異議申し立ての審査機関であるインド知的財産審判部(IPAB)が、同社のがん治療薬「ネクサバール」のジェネリック参入阻止を求めた申し立てを拒否したことを明らかにした。

 CEOは「インドは欧米企業の知的財産権を尊重することに非常に消極的になっており、われわれにとり課題だ」と語った。

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