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米大統領選、ロムニー氏の好感度上昇 TV討論会受け=ロイター・イプソス調査

 [ワシントン 4日 ロイター] ロイターとイプソスが4日公表した世論調査によると、3日夜の米大統領候補テレビ討論会を受け、有権者の間で共和党のロムニー候補の好感度が上昇した。

 ロムニー氏に「好感が持てる」との回答は51%と、初めて50%を上回った。オバマ大統領に「好感が持てる」との回答は56%で、前回から変わらず。

 テレビ討論会ではロムニー氏に軍配が上がったとの見方が多い。

 今回の調査でも、景気回復・雇用創出・財政赤字の管理ではオバマ大統領よりロムニー氏のほうが期待できるとの回答が目立った。税制・公的年金・メディケア(高齢者向け医療保険)問題でもロムニー氏がオバマ大統領との差を縮めている。

 イプソスのクリフ・ヤング氏によると、討論会は通常、大統領選の結果に大きな影響を及ぼさないが、ロムニー氏が善戦したことで、両候補の攻防が激しさを増す可能性がある。

 ヤング氏は「ロムニー氏が討論会で善戦を続け、浮動層に訴えていけば、有権者の心が変わる可能性がある。ただ(討論会で)連勝することが必要だ」と述べた。

 今回の調査では、オバマ大統領の支持率が48%、ロムニー氏が43%と、両候補の差が7ポイントから5ポイントに縮小したが、ヤング氏は討論会の正確な影響を見極めるにはあと数日が必要だとの見方を示した。

 調査は、3日の討論会終了後、登録有権者536人を対象に3─4日に実施した。

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