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政策の目標はインフレ、成長ではない─ブラジル中銀総裁=WSJ紙

 [サンパウロ 24日 ロイター] ブラジル中銀のトンビニ総裁は、米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙とのインタビューで、中銀はインフレ動向を踏まえて政策運営を行っており、経済成長は目標としていない、との考えを示した。WSJ紙が24日、ウェブサイトにインタビュー内容を掲載した。

 ここ数カ月のブラジルのインフレ率は6%を突破し、目標の上限近くを記録している。これを受け、景気回復の遅れにも関わらず中銀が利上げに踏み切るとの観測が高まっている。

 トンビニ総裁は「われわれの目標はインフレ率だ。そのため、目標達成に向けた政策調整が必要だ」とし「成長は中銀の目標ではない」と述べた。

 中銀のスポークスマンからコメントは得られていない。

 総裁は「ここ数カ月のインフレは、われわれの望んでいるよりも強い数字となった」とし「動向を注視している」と語った。

 中銀の次回政策決定発表は3月6日に予定されている。

 ブラジル中銀は2011年8月利下げを開始した。当時、ブラジルの金融市場には、2桁の政策金利を背景に投機マネーが流入し、通貨レアルの上昇を招いていた。それ以降の中銀による介入を受け、多くの投資家の間では、いわゆる世界的な通貨戦争の一環として、政府が国内産業保護のためにレアル高抑制措置を講じている、との見方が広がった。

 総裁は「これは現時点でブラジルが戦う戦争ではない」と語った。

 総裁は、為替相場の大幅な動きを抑制するよう努めたとし、レアルが対ドルで約10%下落した昨年のような為替相場の大きな動きは想定していない、と語った。 

 また、レアルの最近の上昇は輸入品価格を安くすることでインフレを抑制しようとする政府の取り組みの一環、との見方を否定した。

 そのうえで「為替相場は、インフレ抑制と経済成長維持のどちらのための手段でもない」との考えを示した。

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