[ニューヨーク 3日 ロイター] 米ケーブルテレビ1位のコムキャストCMCSA.Oと2位のタイム・ワーナー・ケーブルTWC.Nは、米政府が実施する電波競売に応札しない方針を示した。3日の株式市場では、大規模な設備投資への懸念が後退し、両銘柄とも上昇した。
コムキャストは、声明で、米連邦通信委員会(FCC)が昨年競売した無線周波数帯の一部をコンソーシアムの一角として取得したことから、すでに「多くの戦略的な選択肢」を持っている、と説明した。
タイム・ワーナー・ケーブルのブリット最高経営責任者(CEO)は、UBSの会合で投資家に対し、入札には参加しない、と述べた。
米FCCが今回実施する電波競売の対象は「700メガヘルツ帯」と呼ばれる周波数。入札は2008年1月の実施が予定されている。