(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル).DJI
終値 10172.98(‐216.90)
始値 10389.58
高値 10389.58
安値 10157.64
前営業日終値 10389.88(‐213.27)
ダウ輸送株20種 4005.08 (‐88.74)
ダウ公共株15種 383.99 (‐9.32)
NYSE出来高概算 14.88億株
値上がり(銘柄) 558
値下がり(銘柄) 2518
変わらず 77
S&P総合500種.SPX
終値 1091.76(‐24.72)
始値 1115.49
高値 1115.49
安値 1090.18
ナスダック総合.IXIC
終値 2205.29(‐60.41)
始値 2255.76
高値 2262.27
安値 2200.37
フィラデルフィア半導体株指数.SOXX 329.49 (‐18.42)
シカゴ日経平均先物3月限(ドル建て)終値 10380 (‐210)大証終値比
シカゴ日経平均先物3月限(円建て) 終値 10350 (‐240)大証終値比
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大幅続落。オバマ米大統領の新金融規制案により利益が圧迫されるとの懸念に加え、米
グーグルGOOG.Oの低調な決算を受けハイテク株に売りが出たことで、S&P総合500
種の3日間の下げ幅は過去10カ月で最大となった。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長再任の承認採決の行方についての不確実性
も市場を圧迫。ハリス・プライベートバンクの最高投資責任者、ジャック・アブリン氏は
「バーナンキ議長再任をめぐる不確実性、オバマ大統領の新たな金融規制案、マサチュー
セッツ州で実施された連邦上院議員補欠選挙。これらを受け、市場は大きく揺れている」
と指摘。「今後大きく下げる可能性がある」と述べた。
マサチューセッツ州の補欠選挙では共和党候補が勝利し、民主党の上院での議席は、共
和党の議事妨害を回避できる60議席を割り込むことになった。市場では、政治不安によ
り前年3月に始まった株価上昇局面は終了するとの見方が広まっている。
この日の取引で大きく下げたのが金融株とハイテク関連株。JPモルガン・チェース
JPM.Nは3.4%安、ゴールドマン・サックスGS.Nは4.2%安。グーグルGOOG.O
は5.7%下落して終了した。
中国政府が経済の過熱防止に動き出したことも懸念材料となっている。世界経済の回復
をけん引してきた中国で当局が融資を制限した場合、国内需要が低減し、中国の需要に依
存してきた米国などの経済に影響が及ぶ恐れがある。
こうしたなか、コモディティ(商品)関連株も売られ、アルコア
AA.Nは6%、キャタピラーCAT.Nは4.6%、それぞれ下落して終了した。
ナスダック市場では、アップルAAPL.Oが5.04%下落。今年第1・四半期の売上高
が減少するとの見通しを明らかにしたアドバンスト・ マイクロ・デバイス(AMD)
AMD.Nは12.4%と急落した。
また、クレジットカード会社のアメリカン・エキスプレス(アメックス)AXP.Nは
8.5%、キャピタル・ワン・フィナンシャルCOF.Nは12.1%それぞれ下落。両社
とも前日に予想を上回る第4・四半期決算を発表したものの、クレジットカード事業の
成長見通しについて懸念を示した。
[東京 23日 ロイター]