[リオデジャネイロ/サンパウロ/ニューヨーク 22日 ロイター] ブラジル中央銀行は22日、通貨レアル支援に向け27億5000万ドルの通貨スワップ売却を実施した。
世界経済をめぐる懸念を背景にレアルBRBYはこの日、対ドルで5%近く急落していたが、中銀の介入を受け下げ幅の大半を縮小した。
1438GMT(日本時間午後11時38分)現在、レアルは1.03%安の1ドル=1.8760レアルで推移。ただ依然として約2年ぶりの安値水準となっている。
一時は2009年7月15日以来の安値となる1.9500レアルまで急落していた。
ブラジルのルセフ大統領は22日、レアル相場の変動を抑制するため、必要であれば追加措置を講じる用意があると述べた。
レアルは今月に入り、対ドルで17%下落しており、ブラジル当局者はレアル高抑制から一転して、自国通貨支援を余儀なくされている。