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UPDATE2: NECキャピタル<8793.T>がリサ<8924.T>を買収、金融ソリューション機能拡充

*会見を踏まえ再構成しました。

 [東京 29日 ロイター] NECキャピタルソリューション8793.Tは29日、リサ・パートナーズ8924.Tに株式公開買い付け(TOB)を実施し、買収すると発表した。NECキャピタルは、リサを完全子会社化することで投資事業などの金融ソリューション機能を取り込み、リース事業以外のビジネスの拡充や収益源の多角化を進める。

 都内で開催した会見でNECキャピタルの田中重穂社長は、金融ソリューション機能の拡充は自前ではなかなか難しく、リサの買収により、事業戦略をリース事業以外の成長分野に広げる好機と判断したと述べた。

 TOB価格は1株3万6000円で、買付期間は11月1日から12月14日まで。買付金額はリサの新株予約権などを合わせ約158億円。

 応募株が17万0764株に満たない場合、TOBは不成立となる。上限はなく、応募株が買付予定数の下限以上ならNECキャピタルは全株を買い付ける。リサは上場廃止となる見通し。

 リサはTOBに賛同している。リサの井無田敦・前社長は、担保権解除を条件にTOBに応募する。共同保有者も同様に、担保権が解除されれば全株式を応募する。

 買付価格は、28日の終値2万8360円に対して26.94%のプレミアムを乗せた水準。一方、過去6カ月に対しては、8.34%のディスカウントになっている。    

 NECキャピタルは昨年リサと業務・資本提携を締結し、リサ株式の11.3%を保有する筆頭株主。第1種優先株式、新株予約権付社債を全て普通株式に転換した場合、32.14%の議決権を所有している。

 <リサ、不動産投資事業からは撤退へ>

 リサはNECキャピタルの傘下に入るにあたり、負担が重く、NECキャピタルの本業から関係の薄い不動産投資事業から撤退する計画。ただ、不動産アドバイザリーなどの事業は継続し、むしろ拡充する方針。

 今後、リサが保有する資産は売却する意向だが、景気低迷と不動産市況が低迷する中で売却時に損失が発生する可能性が高いため、これまでに引当金を積んできた。

 リサの新社長、田中敏明氏は会見で、資産の売却が容易ではないことは認識していると話した上で、引当金の規模について「十分に積んだと認識しており、NECキャピタルの株主に迷惑はかけることはない」と語った。

 NECキャピタルのファイナンシャルアドバイザー(FA)は野村証券と日興コーディアル証券。公開買い付け代理人は日興コーディアル証券。

 リサは、プルータス・コンサルティングから株式価値算定書を得たほか、フェアネス・オピニオンも取得。FAは大和証券キャピタル・マーケッツ。リーガルアドバイザーは西村あさひ法律事務所。

 NECキャピタルの田中重穂社長は、FAに野村と日興を起用した理由について、初のTOB案件ということもあり、過去の案件で関係のある証券会社を選んだと説明。野村とは1年前からの関係で、日興についてはメーンバンクの三井住友銀行系というのが背景にあるとした。

 リサは大和証券CMについて、過去の優先株発行の際に関係ができた証券会社で、従前からの背景を理解しているところをFAにするのが分かりやすいと判断したと説明した。

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