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再送:アジア通貨動向(24日)=バーツが4カ月ぶり安値・台湾ドルは13年ぶり高値、インフレ動向で選別の動き

*原文参照番号を修正し、本文の一部も修正しました。

 [シンガポール 24日 ロイター] 24日のアジア通貨市場では、海外投資家が昨年高いパフォーマンスを示した株式や債券市場から資金をシフトする動きが強まり、タイバーツが対米ドルで4カ月ぶり安値に下落したほか、インドネシアルピアやフィリピンペソも引き続き軟調に推移した。

 一方、台湾ドルや韓国ウォンは、地元輸出業者による決済目的の需要を背景に上昇し、他のアジア通貨の上昇をけん引した。

 アナリストやディーラーによると、投資家はインフレ懸念が高まっている国から資金を引き揚げ、物価上昇がさほど懸念されていない国に投資対象をシフトしている。

 クアラルンプールのあるディーラーは「市場参加者は投資戦略を見直している。マレーシアリンギやシンガポールドルはやや強含むだろうが、ルピアやバーツは軟調な動きが続きそうだ」と語った。

 台湾ドルTWD=TWD=TPは輸出業者の需要を受け、対米ドルでほぼ13年ぶり高値に上昇。ただ、台湾中銀による介入を受け、1米ドル=29.00台湾ドルの水準は突破できなかった。

 ディーラーによると、保険会社による台湾ドル買いも見られた。

 韓国ウォンの対ドル相場KRW=KFTCは上昇した。輸出業者の需要に加え、投資家がドルの持ち高を減らしたことが背景。ただ、外国人投資家による株と債券の売りが続いているため上昇幅を削る展開で、輸入業者も決済用にドルを買っていた。

 ソウルの外資系銀行のディーラーは「(ドル/ウォンの)市場のセンチメントは下降傾向だが、ドル買い注文も途切れずに入っている。外国人の株売り関連も含め、ドルの需要がある」と語った。

 スタンダード・チャータード銀行は調査ノートで、フィリピンペソPHP=PDSPESOは上昇したものの、フィリピンが大きなインフレリスクを抱えているとのディーラーの見方が変わらなければ、ペソは第1・四半期末までに1ドル45.00ペソに下落する可能性があるとの見方を示した。

 同行はドル/ペソが第2・四半期末には46.00ペソになると見込んでいる。

 *0710GMT(日本時間午後4時10分)のアジア各国通貨の対米ドル相場は以下の通り。

 シンガポールドル   1.2828

 台湾ドル       29.060*

 韓国ウォン    1120.60

 タイバーツ     30.75

 フィリピンペソ  44.45

 インドネシアルピア 9060.00

 インドルピー    45.58

 マレーシアリンギ  3.0540

 人民元       6.5820

 *台湾ドルのレートは終値ではない。台湾中銀は定期的に取引終了間際に介入しているとみられる。

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