[バンガロール 7日 ロイター] インド4位の情報技術(IT)アウトソーシング会社サティヤム・コンピューター・サービシズSATY.BOは7日、過去数年間にわたって利益の水増しを行っていたと発表、ラジュ会長が辞任することを明らかにした。
これを受けて、同社の株価は一時80%以上急落。インドでは過去最大級の企業不祥事となり、海外からの投資に悪影響が及ぶのではないかとの懸念が浮上している。
同会長は、過去数年間にわたって利益の水増しを行っていたことを認めたうえで、他の取締役は不正の事実を知らなかったと指摘。
証券取引所にあてた書簡で「サティヤムを特別な会社に作り上げてきた全社員と全株主に対し、現状について心から謝罪する。法に従い、裁きを受ける準備はできている」と述べた。
同社は先月、創業者が出資している建設会社2社を買収すると発表したが、その後、撤回に追い込まれていた。
サティヤムの発表を受け、7日のインド株式市場は急落。指標となるSENSEX指数.BSESNは749.05ポイント(7.25%)安の9586.88で取引を終えた。
記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。
※原文参照番号[nSP387669](3000Xtraをご利用の場合、配信後24時間以上経過した記事でも380日以内であれば[ID:nSP387669]でご覧になれます。なお、契約の内容によっては、原文がご覧いただけない場合もあります)