[チューリヒ 28日 ロイター] スイス国立銀行(中央銀行)のダンティーヌ理事は28日、スイスではデフレリスクがおおむねなくなっており、スイスフラン相場の上昇にもかかわらず輸出は力強く推移している、との認識を示した。
同理事は、l’agefi紙とのインタビューで「現在はデフレのトレンドが実質的に消えている。金融政策の効果に満足している」と述べた。
輸出に関しては、輸出セクターの底堅い動きは満足できるものだ、と指摘した。
また、デフレの危機が再燃した場合には、スイス中銀はフラン高を食い止めるため介入を行う、との考えをあらためて表明した。