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アジア通貨動向(7日)=ウォンとリンギが下げ主導、インドネシア中銀がルピア支援介入のもよう

 [シンガポール 7日 ロイター] 7日のアジア通貨相場は韓国ウォン主導で下落。弱い内容となった米雇用統計やハンガリーの債務問題を受け、リスクを減らす動きが再び強まったことが背景。インドネシア中銀は自国通貨ルピアの支援介入を行ったとみられている。

 ユーロEUR=は、この日のアジアの取引時間で、対米ドルで4年超ぶりの安値を付けた。

 韓国ウォンKRW=KRW=KFTCは一時3%超下落し、1ドル=1243.8ウォンと、5月27日以来の安値をつけた。その後、国内の輸出企業が決済目的でウォンを買う一方で、投資家は当局によるドル売り介入の可能性を懸念する中、1235ウォンまで値を戻した。

 マレーシアリンギMYR=は一時1.9%近く下落し、1ドル=3.336リンギと、5月26日以来の安値を付けた。

 クアラルンプールのトレーダーは「市場はユーロの下落に注目している。ユーロの動向にすべてが追随している」と指摘し、「ユーロ/ドルは1.17ドルを試す展開となりそうだ。ドル/リンギは抵抗線である3.36リンギを試す可能性がある」と語った。

 ジャカルタのトレーダーによると、インドネシアルピアIDR=が一時1.5%下落し、1ドル=9310ルピアをつけたことを受け、中銀はドル売り介入を行ったもよう。トレーダーは、中銀はドル売り介入後、9300ルピア付近にドル上昇を抑えようとしたと指摘した。

 中銀はここ数週間、ルピア支援のための介入を定期的に実施している。

 1カ月物ドル/ルピアのノンデリバラブル・フォワード(NDF)IDR1MNDFOR=は9395ルピアと、先週末4日終盤の9340ルピアから上昇した。

 ドル/フィリピンペソのNDFPHPNDFOR=は、軒並み上昇。1カ月物は5月26日以来の高値となる47.02ペソを付けた。

 マニラのNDFトレーダーは「ドル/ペソNDFは、リスク回避で上昇している」と述べた。

 スポット市場のペソは1%以上下落し、1ドル=46.85ペソ。マニラ株の下落が背景。

 ドル/人民元NDFも上昇。ドルが主要通貨に対して上昇していることが背景。

 ただ市場では、一段の上昇余地は小さいとの見方が多い。

 上海の欧州系銀行のトレーダーは「今回のようなパニックが再び起きる可能性は低い」と述べた。

 1年物NDFは1ドル=6.8050元。前週末終値は6.7900元だった。5月25日につけた1年2カ月ぶり高値の6.8300元を視野に入れる展開となっている。

 NDF市場が織り込む今後の1年の人民元の予想上昇率は0.34%。前週末は0.56%、4月下旬は3%を超えていた。

 タイバーツTHB=は約0.3%下落し、1ドル= 32.68バーツ。

 バンコクのあるトレーダーは「今日の予想レンジは32.60─70バーツだ。ハンガリーのデフォルト懸念やユーロ安が圧迫要因だ」と指摘。

 「きょう32.70バーツの支持線を割り込めば、今週32.80バーツまでバーツ安が進む可能性がある。現時点で、中銀の介入はないが、下げが加速すれば、今週中にも介入を実施する可能性がある」と述べた。

 *0602GMT(日本時間午後3時02分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は以下の通り。

 シンガポールドル 1.4165

 台湾ドル    32.410

 韓国ウォン   1235.24

 タイバーツ    32.64

 フィリピンペソ 46.83

 インドネシアルピア 9250.00

 インドルピー 47.23

 マレーシアリンギ 3.3310

 人民元       6.8302

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