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米デフォルト懸念が8月償還Tビルに影響、15日の利払い・償還に市場は注目

 [ニューヨーク 26日 ロイター] 米債務上限引き上げ問題が進展せず、デフォルト(債務不履行)懸念がでていることを受け、8月に償還を迎える財務省短期証券(Tビル)に影響が出始めた。

 UBSの金利ストラテジスト、クリス・アーレンズ氏によると、8月償還のTビル利回りは9月償還に比べ2―3ベーシスポイント(bp)高い5.25bpとなっている。

 財務省が引き上げ期限としている8月2日以降、4日に最初の国債償還を迎えるが、アナリストは15日まではデフォルトに陥らずに対応可能とみている。15日は償還266億4000万ドルに加え、312億4000万ドルの利払いが必要となる。

 4日には907億9000万ドル、11日には932億9000万ドルの償還となるが、これはロールオーバーで対応可能とアナリストの一部はみている。

 このほか2日以降、3日に予定されている四半期定例入札(クオータリーリファンディング)の延期による時間稼ぎも可能とアナリストは指摘している。

 アーレンズ氏は11日の償還にもリスクは残ると指摘した。

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