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UPDATE1: 独ベルリン市議会選で政権政党が敗北、ユーロ懐疑論のFDPが惨敗

 ◎メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の地方議会選挙での敗北は今年6度目

 ◎社会民主党(SPD)のWowereit市長が3期目就任へ

 ◎国政での連立パートナーである自由民主党(FDP)が惨敗

 [ベルリン 18日 ロイター] 18日のベルリン特別市(州に相当)議会選挙で、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の国政与党連合が社会民主党(SPD)に敗北した。首相にとって今年6度目の地方選挙での敗北となる。

 国政レベルでCDUと連立を組む自由民主党(FDP)は、得票率が議席確保に必要な5%に届かなかった。暫定結果によると、FDPの得票率は、前回2006年選挙の7.6%から1.8%に落ち込んだ。投票日が近づくにつれユーロに懐疑的なトーンを強めたが、有権者の支持獲得には至らなかった。

 FDPの全国レベルでの支持低下は、メルケル首相の中道右派連立政権を揺るがす可能性がある。

 ARDテレビの出口調査によると、SPDの得票率は2006年の30.8%から28.2%に微減した。

 SPDのKlaus Wowereit市長は3期目の就任を果たし、緑の党が連立パートナーとなる公算が大きい。

 SPDのガブリエル党首は「今回の選挙結果で最も良かったのは、有権者がFDPに欧州問題でポピュリスト的な攻撃をしても何の得にもならないことを示したことだ。有権者はFDPの選挙対策参謀よりも賢く、欧州に反対しても選挙には勝てないことを示した」と述べた。 

 <ユーロ懐疑論は支持されず>

 CDUは21.3%から23.3%にやや得票率を伸ばしたが、1980年代や1990年代の40%からは大きく落ち込んでいる。

 緑の党は13.1%から17.6%に得票率を伸ばす一方、左派党は13.4%から11.7%に減らした。

 著作権改革やインターネットのプライバシー改善を主張する海賊党の得票率は9.0%だった。

 SPDと緑の党は、9月29日の欧州金融安定ファシリティー(EFSF)機能拡充に関する議会採決での支持を明確にしているが、連立政権内ではユーロ懐疑派から造反票がでる可能性が否定できない。

 緑の党のエズデミル代表は、FDPは党首のレスラー経済技術相が独紙に「ユーロ安定に向け、もはやタブーはない。これには必要とされる方策が可能な場合のギリシャの秩序ある破綻も含む」と発言して以来、今回の選挙を反欧州の国民投票にしようとしていたと指摘した。

 さらに「得票率が2%という選挙結果はFDPにとって大きな痛手で、同党がこの結果から教訓を得ることを期待する。反欧州のポピュリズムは欧州でそしてドイツでは支持されない。ドイツにとって良いニュースだ」と述べた。

 今回の選挙結果についてメルケル首相はコメントしていない。ただCDU幹部は、2006年よりもわずかながら得票率が伸びたことを指摘し、ポジティブな面を強調している。

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