[ベンガルール 25日 ロイター] - インド自動車最大手のスズキ子会社マルチ・スズキが25日発表した第3・四半期(10─12月)決算は、純利益が前年同期比48%減と予想以上の落ち込みとなった。
世界的な半導体不足により生産が阻害されたほか、原材料価格の上昇で利益率が圧迫された。
同社は声明で「世界的な電子部品の供給不足により、およそ9万台の生産ができなかった」と説明した。ただ需要は旺盛で、第3・四半期末の時点で24万台以上の未処理受注があるという。
販売台数は43万0668台と前年の49万5897台から減少した。
純利益は101億1000万ルピー(1億3543万ドル)とアナリストの予想(105億8000万ルピー)を下回った。前年同期は194億1000万ルピーだった。
売上高は1%減の2324億6000万ルピー。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」