December 20, 2018 / 11:30 PM / a month ago

マティス米国防長官、2月末で退任 大統領と政策で溝

[ワシントン 20日 ロイター] - マティス米国防長官が20日、退任を表明した。前日にはトランプ大統領が側近の反対を押し切ってシリアからの米軍撤退を表明しており、外交政策を巡る大統領との見解の相違が背景にあるとみられる。

ホワイトハウス当局者によると、マティス氏は大統領と直接面会した後に辞意を表明した。面会では双方が異なる意見を主張し合ったという。

国防総省が公表した辞表の中でマティス氏は、トランプ大統領に対し「これらや他の問題に関し、あなたは自身の考えにより合致した国防長官を選ぶ権利がある。私は職を辞するのが正しいと考える」と伝えた。

米国は19日、シリアからの米軍撤退を表明。20日にはトランプ大統領がアフガニスタン駐留米軍の大幅削減を検討していると当局者が明らかにした。

当局者によると、マティス氏はシリアを巡る決定に反対していた。

同氏は辞表で、強固な同盟関係を維持し、同盟国に敬意を示すことが米国にとって重要だとの考えを示し、孤立主義的な政策をとるトランプ大統領に賛同しない立場を示唆した。

トランプ大統領はツイッターでマティス氏の退任を発表し、「過去2年間、国防長官として政権に貢献したマティス氏が2月末で退任する」と投稿。近く後任を指名する意向を示した。

ホワイトハウス当局者によると、両氏は20日午後に大統領執務室で会い、その際にマティス氏が辞意を伝えた。この当局者は「マティス氏と大統領は一部の問題で意見がぶつかっていた。シリア問題だったかどうかは分からない」と話した。

マティス氏を巡っては、トランプ大統領が10月にCBSのインタビューで「(同氏には)民主党員のようなところがある」と述べ、政権を去る可能性があるとの見方を示したことを受け、退任観測が出ていた。

アフガニスタン問題を巡っても、マティス氏は駐留米軍の維持を主張していた。

国防総省はアフガニスタンについてコメントを控えた。

国家安全保障会議(NSC)の報道官は「将来の戦略展開」についてはコメントしないと述べた。

 12月20日、マティス米国防長官(左)が、退任を表明した。ホワイトハウスで10月撮影(2018年 ロイター/Leah Millis)

当局者が20日明らかにしたところによると、トランプ大統領は、アフガニスタンに駐留する1万4000人の米兵のうち少なくとも5000人を撤退させることを計画している。

マティス氏の後任を巡っては、トム・コットン上院議員(共和党)などの名前が挙がっている。

*内容を追加します。

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