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マングローブ林の油除去を本格化、モーリシャス緊急援助隊が会見

インド洋モーリシャス沖で起きた貨物船「わかしお」の座礁事故は、海上の油はほぼ回収が終わり、マングローブや湿地帯に入り込んだ油の除去作業を本格化させる段階に入った。(2020年8月13日、モーリシャスで撮影、 ロイター/Reuben Pillay )

[東京 18日 ロイター] - インド洋モーリシャス沖で起きた貨物船「わかしお」の座礁事故は、海上の油はほぼ回収が終わり、マングローブや湿地帯に入り込んだ油の除去作業を本格化させる段階に入った。現地で活動する日本の緊急援助隊が18日、インターネットで記者会見して明らかにした。

武智敬司副団長(海上保安庁警備救難部環境防災課)は、「今後はマングローブに入り込んだ油の撤去作業に入る」と説明。入り組んだ林に漂着した油を回収する難しい作業が求められることから、専門家の意見をもとに、環境への影響を最小限に抑えながら進める考えを示した。

胡摩窪淳志団長(外務省大臣官房在外公館課)は、地元住民らに与える影響に加え、「環境の回復を長期的に10年、20年、あるいは30年スパンで見てどう対処していくか」を評価しながら作業していく必要があると述べた。

わかしおは7月25日に座礁。船体に亀裂が入り、1000トン超の燃料が海に流出した。油は海上を漂流、陸地にも流れ着き、希少な自然を生かした観光産業に依存するモーリシャス政府は、緊急事態宣言を出した。

残りの燃料はわかしおのタンクから抜き取られたものの、8月中旬に船体が2つに分断。さらなる被害の拡大が懸念されたが、武智副団長によると、追加の油流出は小規模にとどまるという。

日本政府が派遣した国際緊急援助隊6人は11日にモーリシャスに到着。12日から油の流出状況の調査や油撤去作業などの支援活動をしている。

外務省は17日、国際緊急援助隊の2次隊を現地に派遣すると発表した。計7人で構成される2次隊は、19日に日本を出発し活動中の6人と交代する。

わかしおは長鋪(ながしき)汽船が所有する大型ばら積み船。商船三井 9104.Tがチャーターし、中国からシンガポールを経由してブラジルに向かう途中だった。

新田裕貴

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