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マツダがロシア生産終了、出資持分を合弁先へ譲渡 再開見通せず

 11月10日、マツダはロシアでの生産を終了すると発表した。写真はジュネーブで2019年3月撮影(2022年 ロイター/Pierre Albouy)

[東京/モスクワ 10日 ロイター] - マツダは10日、ロシアでの生産を終了すると発表した。ロシアによるウクライナ侵攻の長期化で生産再開の見通しが立たないと判断したため。生産合弁会社の出資持分全てを合弁先の同国自動車大手ソラーズに1ユーロで譲渡する。2023年3月期に譲渡関連損益として約120億円を特別損失として計上する。

マツダは極東ウラジオストク市にあるソラーズとの合弁工場で車両を生産。部品を送り現地で組み立てるノックダウン方式を採用しており、2月24日のウクライナ侵攻後、3月に部品供給を停止し、4月には工場の稼働を停止していた。

モスクワにある現地販売会社の従業員の雇用は維持し、完成車の在庫がある限り販売は続ける。毛籠勝弘専務執行役員はこの日の22年4─9月期決算会見で、「ロシア政府の認可が下りており、具体的な手続きを進める」と説明。修理や整備などのアフターサービスは「継続することを模索している」と話した。

マツダは保有する50%の出資持分をソラーズに譲渡する契約を10月24日に締結した。今回の契約には出資持分を譲渡価額で買い戻せる権利が含まれており、今後3年間に行使することが可能だが、「状況が改善しない限り、行使する予定はない」(マツダ広報)という。

マツダは12年から合弁工場で生産を始め、スポーツ多目的車(SUV)「CX─5」などをロシア市場向けに生産していた。当初の生産規模は5万台で、将来は7万台まで拡大する予定だった。21年は約2万9000台生産。22年3月期のロシアでの販売実績は約2万7000台だった。

ソラーズもマツダの持ち分を買い取ると明らかにした。同社の広報担当者は、「新モデルのラインアップで来年、工場を再開する準備をしている」と述べた。

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