[東京 18日 ロイター] メガネスーパー3318.OSは18日、投資ファンドのアドバンテッジパートナーズなど複数のファンドを対象とする劣後株式や新株予約権の第三者割当増資を行い、約13億3400万円を調達すると発表した。このほか、APファンドに対する新株予約権付ローンの実行なども行う。資金調達額は総額約20億円。APの支援のもと、経営再建を目指す。
劣後株式と新株予約権の行使による希薄化率は計298%となる。今回の増資により、筆頭株主の田中邦興会長と第2位株主の田中由子氏は、それぞれ第4位と5位の株主になる。田中氏は会長職を退任する。APなど割当先となるファンドはメガネスーパーの企業価値の最大化と、その後の売却益の獲得を目指すため、5─6年をめどに保有する方針という。
メガネスーパーはA種劣後株式や新株予約権の発行ができるようにするため、12月27日開催予定の臨時株主総会で定款変更を予定している。
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